アサシンクリード2は2009年12月に発売されたオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲーム。開発はユービーアイソフト:モントリオール・スタジオ。舞台は15世紀のイタリア、ルネサンス真っ只中。海外レビューサイトの得点も悪くなく、前作で物足りないと感じていたユーザーも安心して遊べる!との声が多かった。
アサシンクリード2の特徴
- 街の作りは前作以上。
- 中だるみの無いストーリー
- 建物は登るためにある
- 登れ、逃げろ、雇え、飛び込め
- 絵画や当時の生活解説がゲームを盛り上げる
▲アサシンクリード2PV
ユーザーの声はメーカーに届くものだろうか?少なくともユービーアイソフトはユーザーの意見を真摯に聞く姿勢があり、うまくそれをゲームに盛り込むだけの技術がある。前作をプレイしたユーザーなら同じように感じるはずだ。前作で素晴らしい世界を構築し、今作でゲーム性を磨くことにユービーアイソフトは成功している。
街並みからルネサンス
前作同様、再現された街並がすばらしい。同じパーツを使いまわしたようなゲーム世界ではなく、歴史を感じる…と、言っても言い過ぎではないくらいの雰囲気がある。この完成度なら学校の教材としても通用してしまいそう。
構築された街には歴史的に重要な建物がいくつもある。また、ゲーム中には当時の絵画がコレクターアイテムとして登場したり、序盤で当時の生活様式の解説があったりと、イタリア・ルネサンスを肌で感じることができた。
よじ登れ、逃げろ、飛び込め、隠れろ、潜れ、雇え
前作に引き続き、アサシンクリード2も全編よじ登りゲーです。今作は、よじ登り速度が上がり屋根の上の移動もスムーズになったので、移動に関してはストレスを感じない。建物の上から水中へ飛び込み潜って隠れたり、敵の上方から飛び込んで攻撃できたりと、選択肢も増えている。
仲間を雇えるのも◎。盗賊や傭兵、娼婦を雇って敵の注意をそらし、ルートを確保するのが地味に楽しい。特に娼婦にフラフラついていく番兵が情けないというか可愛らしいというか同情を禁じえない。
とある色男の物語
2の主人公エツィオ・アウディトーレは、やんちゃだが仲間を大事にする熱血漢。それでいて色男。前作アサシンクリードのストーリー展開が淡々としていたのに対し、今作は序盤からエツィオの闘う理由が丁寧に描かれていて、良い意味で映画のようなシナリオだ。途中、中だるみもなくメインストーリーを楽しむことができた。雰囲気は、映画の怪傑ゾロシリーズが近いかもしれない。序盤から登場する若きレオナルド・ダ・ヴィンチや、中盤から登場する女性キャクターも魅力的で先が知りたくなる内容。
その他、サブミッションでアサシン一族がチラっと登場したり、過去の歴史的に有名な暗殺事件にも一族が関わっていたという話があったりと、続編への伏線もある。
残念な点
残念な点、というよりは次回作への要望がいくつか。まず、サブミッション。いくつかパターンがあるものの、とても単調で、またやりたいと感じない。報酬としてお金を貰えるわけだけど、その使い道が街への投資と武器しかないtめ、街への投資が一通り終わると使い道がなくなってしまうのだ。せっかく貨幣システムを導入したのだから、もう少しお金で買える遊び要素がほしいところ。
また、投資しても単純に収入が増えるだけで街に変化がないのもマイナス。投資する度に、クエストが増えるなり、街並みが変わるなり、何かしら変化がほしかった。全体的に、ひとり遊びができる下地がないという印象。システムがしっかりしているだけに、この点は残念だった。
良作
アサシンクリード2は一言でいうと、前作の残念だった部分をすべて手直した作品だ。特にゲーム性・シナリオが大幅に改善されており満足度は高い。ただし、権力者同士の争いを描いた内容なので、人によって好みは分かれると思う。前作に光る何かを感じた人やイタリア・ルネサンスに興味がある人なら楽しく遊べます。
個人的には記憶に残る良作でした。数年して続編のアサシンクリード3が発売されたら、迷わず買います。
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